2001年11月28日(水)

「見よ。わたしは世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいる」(マタイ28:20)


 ある男性の小さな頃の記憶だ。家族で山へ
キャンプに出かけた。テントを張り食事を作
り楽しい時を過ごしていた。
山の奥のほうへ父親と昆虫を取りに出かけた。
川もあり、夢中で遊んだ。ふと気づくと父親
が見えず恐怖と不安で、父親を捜し走った。
実は父親はすぐ後ろにいたのだ。
恐ろしくて焦って走り出したところ、父親が
追いついき抱き上げてくれた。
言葉に表わせない平安と安堵に包まれた。
時に私達もこのようだ。世にどっぷり浸かり
自分の事に夢中になって、神を忘れる。
現状からふっと顔を上げると迷子になってい
る。神の御顔が見えない。神から離れすぎて
しまった。しかし、その間中、神は共におら
れる。神は御手を差し延べておられ、私達を
強い御腕で抱き、導き返して下さる。
もう一度、神の御手の中の自分を見出し平安
に包まれる。あなたは今、神から離れている
と感じているか。
神は変わる事なく共におられる。