2011年09月28日(水)

「あなたの足のくつを脱げ。あなたの立っている場所は、聖なる地である」出エジプト3:5 



モーセは、エジプトで王子として育ち、あらゆる学問を身につけ、有能であり、言葉にもわざにも力があった。40才の時、イスラエルを救おうと、虐げるエジプト人を殺し、同胞を助けるが受け入れられず、ミデヤンへ逃亡する事となった。自力で事を行おうとして失敗した。ミデヤンの地で妻を得、二人の子供を持ち、舅に仕え、荒野で羊飼いとして40年の歳月を過ごす。

栄華に包まれ、スポットライトを浴びていた王子が、無名の一介の羊飼だ。日々何もない荒野で羊を飼う何の変化も無い生活。かつて王子の身では、まるで落ちぶれた、人生の無残な敗北者だ。しかし、ここにこそ神の計画があった。モーセの力が砕かれ尽くした時こそが、神の時、到来だ。40才の意気軒昂な時でなく、80才のモーセを神は召し出された。

何も無い荒野で、実は、モーセは神により着実に訓練され、整えられていたのだ。今度は、神がエジプトへ遣わすために。神の時と方法がある。あなたは今、荒野だろうか。それなら、神はあなたを、次なる働きのために整えておられる。

今の場で神に従順に従い、神を待ち望もう。又、あなたは何らかの働きに召し出されているか。神のあなたへの時であり、ご計画だ。信仰もって受け止め、従おう。常に、今立っている場所が、神の聖なる地だ。
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人知を越えて今ここに置かれている。見えるところは荒野のようであっても神様の支えの中にあることを信じて最善をしよう。そこに神様の恵みが注がれている。