2012年08月29日(水)

「子を産まない不妊の女よ。喜び歌え。産みの苦しみを知らない女よ。喜びの歌声をあげて叫べ」イザヤ54:1


ある人が、次から次へと問題が起こり、厳しい状況に陥った。なすすべも無く、苦悶の日々であった。そんな中、人々が去り、ことに信頼を置いていた人が去った事により、大変な打撃を受けた。心労から、身体にも変調をきたした。とうとう体調崩し、まさに窮地であった。意気消沈し、立ち上がる気力も無かった。どうする事もできず、何をどうしてよいかもわからなかった。ぼうっ〜と日を過ごしていた中、心に語りかけて来る主の御声を聞いた。

「子を産まない不妊の女よ。喜び歌え。喜びの歌声をあげて叫べ」、自分に語りかけられている、主の御声だった。子を産まない不妊の女は、まさに自分であった。しかし、喜び歌え、喜び叫べと言われる。そんな状況ではないし、そんな気分ではないのだが・・しかし、はっきりと「喜び叫べ」と臨んで来る。「あなたの天幕の場所を広げ、あなたの住まいの幕を惜しみなく張り伸ばし・・あなたは右と左にふえ拡がり」

神からの御声を聞いた時、状況と自分にしか向いていない目が、ふと神に向いた。視点が変えられた。沈んだ、無気力な心に、神を見上げる力が与えられた。ふっと顔を上げることができた。真っ暗な状況のまっただ中で、主を見上げ、感謝を献げて行こうと決心した。今、目の前は真っ暗な状況だろうか。「喜びの歌声をあげて叫べ」との語りかけを聞こう。
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真っ暗な状況も神様のご支配の中だ。納得できる理由などわからなくても、約束のみ言葉を握っていれば、心に不平はない。み言葉を受けとるために聖書を開こう。