2015年08月29日(土) 「主よ。そのとおりです。ただ。小犬でも主人の食卓から落ちるパ ンくずはいただきます」マタイ15:27
「主よ。そのとおりです。ただ。小犬でも主人の食卓から落ちるパ ンくずはいただきます」マタイ15:27
一人のカナン人女性が「主よ。ダビデの子よ。私をあわれんでくだ さい。娘が、ひどく悪霊に取りつかれている・・」と叫んだ。この時、 主は彼女の信仰を試みられ、一言も答えられなかった。しかし尚も 叫び、ついて来るので弟子たちが、女を帰すようにと主に願った。 そこで主は「わたしは、イスラエルの家の滅びた羊以外のところに は遣わされていません」と断った。すると、彼女は怒るのではなく、 落胆するのではなく、心を屈折させるでもなく、何と主の前にひれ 伏し、更に願った。自分はイスラエルでなく異邦人なので、「ダビ デの子よ」という資格無いので、「主よ。私をお助けください」と。 それでも主は「子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやる のはよくないこと」と拒否された。小犬にやれないと言われ、普通 ならプライドが傷つき、怒りや失望になってしまう。「もういい」 と心閉ざし退いてしまい、又、諦めてしまうかも知れない。しかし、 彼女は決して退かず、「主よ。そのとおりです。ただ、小犬でも主 人の食卓から落ちるパンくずはいただきます」と小犬と認めてへり くだった。 主にのみ唯一の希望があり、主は必ず成して下さるとの信仰があっ たからこそ、どこまでも頼み続けた。主はこの信仰の行ないを非常 に喜ばれて、「ああ、あなたの信仰はりっぱです。その願いどおり になるように」と言われ、娘はいやされた。 どこまでもへりくだる者に恵みがあること、又、苦しみは苦しみの ままでは終わらず、信仰を練り、成長させ、その先に神のご計画が あることを知る。 ・・・・・・・・・・・・ 「小犬」と言われ「主よ。その通りです」と、女性は、まっすぐに、 御声に従い、へりくだって行った。自らの立場を認め、尚かつ主は 与えて下さると信じ、すがった。主は、それを立派な信仰と賞賛さ れた。主の砕きに「その通りです」とへりくだれるよう、祈ろう。