2016年03月29日(火)

「ヨルダン川へ行って七たびあなたの身を洗いなさい。そうすれば、 あなたのからだが元どおりになってきよくなります」U列王5:1 0


将軍ナアマンは、らい病を患っていた。彼の妻に仕えていた、イス
ラエルからの捕虜の娘が、らい病をいやす事のできる預言者がいる
と伝えた。それでナアマンは王の許しを得て、いやしを求めて、エ
リシャを訪れた。しかしエリシャは会う事もせず、使いの者に伝言
を託した。その扱いに、将軍であるナアマンはプライドをひどく傷
つけられた。

そして、手を置いて癒すのではなく、ヨルダン川で七回身を洗えと。
そんな事、とても受け入れられない。怒りが燃えた。神は、このナ
アマンの高いプライドをご存じで、エリシャを通して、砕こうとさ
れた。自分は主君から重んじられる将軍であり、名誉も地位も財も
あり、皆からの尊敬も一身に受けている身だ。エリシャの態度にズ
タズタに傷つき、帰ろうとする。

しかし、そのようにしてみてはとの、しもべの進言を受け、思いと
どまる。プライドを捨て、エリシャの言葉の通りに、ヨルダン川に
7回身を浸すと、いやされた。奇跡が起きて、身体は元通りになっ
た。人のプライドは、神の恵みと相容れるところが無い。

神はナアマンに、真の救いを与えるために、そのところをあえて通
された。彼の高いプライドが取り扱われる必要があった。難しい事
をせよと言われたなら、まだプライドが保てた。しかし、余りにも
簡単で、人の目にさらされる奇異な状況に、とてもプライドが許さ
ない。あなたも今、問題はプライドだろうか。主の取り扱いだ。そ
れを捨てて従う時、大きな祝福が待ち構えている。

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主は私たちを成長させようと、それを妨げているものに触れられる。
根深いプライド、無意識のプライド、優越感や劣等感の底にあるプ
ライド、日常の様々な心のざらつきの中で、御霊が気づかせて下さ
る。御霊の気づきに感謝で、主の取り扱いに感謝だ。