2016年06月28日(火)

「家を建てて住みつき、畑を作って、その実を食べよ。妻をめとって、息子、娘を生み・・そこでふえよ。減ってはならない」エレミヤ29:6  


               
      
エレミヤの時代、イスラエルはアッシリヤに滅ぼされ捕虜として連
行された。しかしそのアッシリヤは、バビロンによって滅ぼされ、
バビロンはどんどん侵攻し、国々は滅ぼされ、とうとうユダも、バ
ビロン捕囚の身となった。当時のユダは神から離れ、偶像礼拝に走
り、堕落していた。預言者たちは、耳ざわりの良い、心地良い言葉
を語り、平安が無いのに「平安、平安」と。

しかし、神の人であるエレミヤは、真っ直ぐに耳に痛い言葉を語っ
た。そのため苦しめられた。バビロン捕囚の最中、真っ暗な中で、
エレミヤは、それは、一見「災い」としか見えないが、「平安と将
来と希望」のためのものだと。すぐに解放にはならないので、その
地で落ち着いて、腰をすえて生活せよと、そして、敵である「その
町の繁栄を求め、そのために主に祈れ」と。

それは自分達の繁栄になるからと。私たちも苦しみの時、一番欲し
い言葉は「即、問題解決」「即、悩みから解放」だ。しかし、口先
だけの励ましは、更に傷を深める。私たちも、足かせのような苦し
い現状を受け入れる時、その中で神からの支え、励ましにより生き
て行けるという事だ。

現実を受け入れる事が大切だ。いつまでも苦しみのままでなく、
「70年の満ちる頃・・あなたがたを帰らせる」と。現状を受け入れ
て、その中で神に従って行こう。そこに「平安」が約束されている。
そして神の時に、かせから解放して下さる。
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問題が長期になると苦しくて逃げだしたい、人がみな幸せそうに見
えてくるが、その中でも主のご計画を信じて、今日一日を平和に暮
したい。状況の中で主を見上げよう。自分が変えらる。