2016年12月29日(木)

「立って、あの陣営に攻め取れ。それをあなたの手に渡したから」士師記7:9


ギデオンの当時、イスラエルはミデヤン人から絶えず侵略受け、苦
しい状況にあった。神はデオンを立て、民を率いて、諸国と戦わせ
ようとされた。呼びかけに32,000人が集まった。しかし、相手は13
5,000人の大軍で、圧倒的不利で、勝ち目はない。だが、神は極めて
不思議な事をされた。

ギデオンに、兵士の数が多過ぎるので、減らすよう命じられ、最後
にはたった300人が残された。そしてその300人で戦った時に、何と
ギデオンの大勝利に終わった。この時、神はギデオンに兵士を減ら
す理由として「大人数だと自分の手で救ったと、自分を誇るから」
と言われた。この戦いの勝利が人間でなく、神の力によるものと明
確にするように、あえて兵士の数を減らされた。

戦われたのは、神ご自身だ。私たちは、自分がもっと強ければ、能
力があれば、あれを持っていれば、これがあれば、と思うだろうか。
しかしもし強ければ、神の栄光を奪い、自分を誇り、自分の誉れに
してしまう。この箇所で、肝心なのは、兵力でなく、人数でなく、
神の御心だと学べる。

私たちが、もし主からの何かの示しを受けるなら、自分の持てるも
の、能力、財、人脈でなく、主が、ご自身のわざをされる。弱くと
も、持てるものが微少であっても、問題無い。もし、御心を示され
たなら、そのままで従って行こう。私たちを用いられるのは主だ。
「それをあなたの手に渡した」、主が成し遂げられる。
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多くのものを持っていれば心強いのではなく、主が戦われるから心
強い。いつも自分を見て時を判断しようとしてしまうが、主に強め
られ主の時を信じ前進しよう。