2017年01月29日(日)

「彼女は行って、エリヤのことばのとおりにした。彼女と彼、およ び彼女の家族も、長い間それを食べた」T列王記17:15



エリヤは、まずアハブ王から守られるために、飢饉の中、ケリテ川
で養われた。川の水を飲み、カラスが食べ物を運んで来た。しかし
やがてそのケリテ川も枯れた。次に、ツァレファテのやもめのもと
へ行くようにとの、指示があった。主は、次、次と指示を与えて下
さる。一歩づつ示される。決して道に迷う事はない。

やもめのもとへ行った時、彼女は悲惨な状態にあった。食料は底を
つき、最後の一食分しか残っていない。これを食べて死ぬしかない
と。どん底だ。しかしエリヤはその最後の食事をまず自分にと求め
た。「恐れるな」と。そうするなら、「かめの粉は尽きず、そのつ
ぼの油はなくならない」と。エリヤも信仰に立った。

普通、この女性に対して常識ではとても言い出せない。しかしエリ
ヤはケリテ川で、奇跡を経験したばかりだ。神は奇跡を行われ、彼
女と子供を養われると信じた。また、彼女にとっても大変なチャレ
ンジであったろう。最後の僅かな持てる物、エリヤに献げるなら、
自分と息子の分は・・。しかし彼女は、エリヤの言葉を信じ、最後の
粉をまずエリヤに献げた。

すると主の言葉の通りに、人々が餓死する飢饉のまっただ中で、粉
は尽きず、つぼの油はなくならなかった。主の言葉に従ったエリヤ
は、結果的に母子を救う事になった。主の言葉は真実だ。苦しい状
況の中で、主を第一にして、御言葉に従おう。大きなみわざを見る。

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信仰生活が「神第一」からはずれると、すぐに迷い込んでしまう。
再び「神第一」に戻る時、あるべき所に帰れて、平安と喜びが戻る。
今、秩序が狂っていたらなら、神第一に軌道修正しよう。この平安
は何にも代えられない。