2019年05月29日(水)

「彼らが食事を済ませたとき、イエスはシモン・ペテロに言われた『ヨハネの子シモン。あなたは、この人たち以上に、わたしを愛しますか』」ヨハネ21:15



ある人が祈ろうとし、御前に静まっていると、過去のひどい失敗、
人を傷つけてしまった事が思い起こされた。すでに悔い改めてはい
たが、心が痛んで仕方なかった。すると、丁度その日の、聖書日課
の箇所が、主によるペテロの回復の箇所だった。一度ならず、三度
も、主を否んで、裏切ってしまったペテロは、どんなに恥ずかしく、
心痛めていたことだろう。

主は、3回ペテロに「あなたはわたしを愛しますか」と問われて、
ペテロに答えさせられた。そして「わたしの羊を飼うように」と。
主はペテロに赦されていること、愛されていることを確かなものと
して下さった。主は罪を赦して下さる。「なぜ、わたしを裏切った
のか」と責めておられず、ただ「わたしを愛しますか」と言われた。

その言葉が、自分にも語りかけられて来て、慰めを受け、心平安に
された。時に、私たちは、恥ずかしい失敗をする。ひどく落ち込み、
もうダメだと思う。しかし、主は、成功、失敗は問われない。いつ
の場合も「わたしを愛しますか」と、これだけを問われる。ペテロ
は「あなたはいっさいのことをご存じです」と自分自身を委ねた。

主は、あなたの軽率な失敗もご存じだ。告白するならすべて赦して
下さる。何もかもご存じの主に、自分自身を委ねたらよい。任せる
事ができるとは、何という平安だろう。
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ペテロのこの箇所に大きく慰められる。くり返す失敗も、主の十字
架で主が担ってくださり全て赦された。後悔の思いは来るが、主は
赦してくださったと信じ受け取っていこう。