2020年09月28日(月)

「キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目指して一心に走っているのです」ピリピ3:14



「後ろのものを忘れ」とあり、前に進むために、後ろのものを忘れ
るべきだが、忘れてはならないものがある。主が今までに下さった
祝福、恵み、教えて下さった事は、忘れてはならない。「主の良く
してくださったことを何一つ忘れるな」「この四十年の間、荒野で
あなたを歩ませられた全行程を覚えていなければならない」の通り
に。それは覚えていなければならない。

しかし、忘れるべきものがある。過去の罪、失敗、罪責感で、今も
さいなまれているなら、それは間違っている。その罪を悔い改めた
なら、主は完全に赦し、二度と思い出されない。「わたしは彼らの
咎を赦し、彼らの罪を二度と思い出さないからだ」主の赦しを受け
取り、前進すべきだ。例え、失敗したとしても、人生そのものに失
敗したのではない。

誰しも失敗する。人間であり、弱さゆえに必ず失敗する。失敗しな
い人は一人もいない。しかし転んで再度立ち上がるべきだ。失敗か
ら学ぶことが大切だ。学べば良い。アブラハムも何度も失敗し、イ
サクもヤコブもモーセもダビデも、失敗した。しかし、彼らはヘブ
ル11章の信仰の人々に名を連ねている。

モーセは自力で民を救おうとし失敗した。荒野での40年を通して、
砕かれ整えられ、出エジプトのリーダーとして用いられた。ダビデ
も姦淫と殺人という重罪を犯したが、真摯に悔い改め、赦された。
ダビデの詩篇から受ける慰めと益は測り知れない。私たちは赦しを
受け取り、後ろの否定的なものをいっさい「忘れ」、前に進もう。
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悔い改めた過去の罪が思い出される度に、罪を赦された恵みを主に
感謝していこう。もう赦されている。過去に引っ張られず、前を向
いて前進することが赦してくださった主の御心だ