2021年03月29日(月) 「預言者のともがらの妻のひとりがエリシャに叫んで言った『私の 夫が死にました・・貸主が来て私の二人の子供を自分の奴隷にしよ うとしております』」U列王4:1
「預言者のともがらの妻のひとりがエリシャに叫んで言った『私の 夫が死にました・・貸主が来て私の二人の子供を自分の奴隷にしよ うとしております』」U列王4:1
エリシャは預言者の集団を従えていたが、その内の一人が亡くなっ た。借金を残しており、貸し主が二人の子供を奴隷にしようとして いると、妻が訴えて来た。彼女にとれば、夫の死、それに加え二人 の子供が奴隷にされようとしている、まさに窮地で、絶望状況であ った。彼女はエリシャのもとへ来て叫んだ。彼女は正しい相手に求 めた。 エリシャは「何をしてあげようか」と「家にどんな物があるか」と 尋ねた。すると家の中には何も無く、油の壺一つしか無いと。エリ シャは、近隣から空の器を借りて来るようにと言い、油をついで行 くように言った。彼女は、近所から多数の壺を集め、次々に油をつ いで行った。その一つだけの油の壺から、油は幾らついでも、無く ならず、器の数の分だけ出て来た。 そして、壺が無くなった時に油は止まった。それを売って負債分を 支払うようにと。主は必要を満たし、子供たちは守られた。私たち も窮地の時はまず主に叫ぼう。主は「何をしてあげようか」と祈り を受け止めて下さる。そして空の器が満たされたように、空の心を 満たして下さるお方だ。私達は、空の心を別のもので満たそうとす る。 名誉地位、富、仕事趣味、人からの賞賛、自己実現・・だが決して 満たされる事はない。主に虚しい空の心を持って行く時に、御霊で 満たして下さる。又、器に、余分なものが入っていないだろうか。 それなら、主は満たすことができない。それらを明け渡そう。「空 の器」こそが満たされる。 ------------- 空の器を自分で満たそうとして見当違いな努力をしてしまう。空で あることを認めて、主に願おう。主と共に必要を満たしていける。 今、必要なものを主に叫ぼう。