2021年05月29日(土)

「モーセは、ミデヤンの祭司で彼のしゅうと、イテロの羊を飼って いた・・神の山ホレブにやって来た。すると主の使いが彼に、現われ た」出エジプト3:1



モーセは40歳の時に、虐げられている同胞たちを、救おうとして失
敗した。そのため命をつけ狙われ、ミデヤンの地に逃亡した。エジ
プトでの何の不自由もない、裕福で、華やかな王宮生活とは一転、
何も無い荒涼たる荒野での遊牧生活となった。王子の地位も名誉も
富も何もかも無くし、一介の羊飼いとなった。

そこで結婚し、家庭を持った。小さな幸せのもと、かつての栄華も
幻のごとく、荒野の羊飼いで人生を終わるかと思えた。そんな頃に、
「四十年たったとき」「御使いが・・現われ」。神の時が満ちた時に、
主は現われられる。そして御心を告げられる。信仰人生には、主の
定めた明確な「時」がある。だからこそ、試練の真っ暗なトンネル
の中でも、主を信じ忍耐できる。トンネルは永遠に続かない。トン
ネルは必ず出る。

主の時が満ちた時に、試練は終わる。しかしトンネルの中にいると
真っ暗なので、永遠に続くように思えてしまう。暗闇で、まるで出
口など無いように感じる。しかしそうではない。「私の時は御手の
中にあります」、信仰人生における、私達の「時」は、偶然の中に
あるのでなく、主の御手の中だ。

又「主がなさったことの結末」の通り試練には結末がある。終わり
がある。あなたは今、真っ暗な試みの中にいるだろうか。耐えられ
ない試練は一つとしてなく、脱出の道があり、結末がある事を覚え
よう。時が満ちたなら、主がご自身の御心を現わされる。「四十年
たった時」だ。主の時を待とう。

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試練は必ず来るが、その時にまずパニックになってしまうだろうか。
試練のトンネルの中は、真っ暗なので、この事態が終わりがなく、
永遠に続くように感じてしまう。しかし試練には結末があり、神の
時に試練は終わる。超えられない試練は無い。神を信じていよう。