2021年07月29日(木)

「主イエスは『来なさい』と言われた。そこで、ペテロは舟から出て、水の上を歩いてイエスのほうに行った」マタイ14:29




有名なペテロの海上歩行の箇所だ。ペテロのすごい所は、主の言葉
があれば、主のお心であれば、海の上を歩けると信じたことだ。見
える所も、肉の判断も、常識も、すべて超えて、主には可能と信じ
た。そしてペテロは大好きな主のもとへ行きたいと願っただろうか。
「私に、水の上を歩いてここまで来い、とお命じになってください」
と。

すると主は「来なさい」と答えられた。まだこの時は、大変な嵐の
まっただ中だ。その嵐の中を、水の上に足を下ろし、歩いた。とこ
ろが主から目を離し、風を見た時に、恐くなり、ぶくぶくと沈みか
けた。主から目を離すと、恐怖しかない。自然界でも常識でも、有
り得ない事が起きている。自分は何をしているのか。

「主よ。助けて下さい」と叫ぶと、すぐに手を伸ばし、つかんで下
さった。叫ぶや、即、助けて下さった。人は二つのものを、同時に
見る事は出来ないと言われている。主を見ているなら、問題は見て
いない。問題を見ていたなら、主を見ていない。主を見つめる事が
信仰だ。ペテロは沈みかけたのだが、他の誰も、海上を歩くという
経験、すぐに主に助けられたという経験はしていない。

どうだろう。ペテロが、主の「来なさい」の言葉を信じて、前進し
たからこそ、誰も経験した事のない、大きな恵みのみわざにあずか
った。今、「来なさい」との示しがあるだろうか。他の何にも代え
られない、大きな祝福が備えられている。主を信じて、一歩踏み出
そう。
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ペテロの弱さをご存知だったように、主は私たちの弱さもご存知だ。
その上で踏み出す勇気を喜んでくださる。主の来なさいに応答しよ
う。今、問題が大きく見えているならすぐに主を呼ぼう。