2021年10月29日(金)

「そしてイエスは言われた。『聞く耳のある者は聞きなさい』」 マルコ4:9



人は、本当の事を、真実を指摘される時、耳をふさぐと言われてい
る。痛い事は聞きたくないからだ。ステパノが議会で弁明をした時
に、証しをし、はっきりと真実を述べた。その時、ステパノの弁明
で、「神は手で造った神殿には住まない」「あなたがたは頑なで心
と耳に割礼を受けていない」「いつも聖霊に逆らっている」「正し
い方を殺す者となった」「律法を受けたが守ったことがない」と真
っ直ぐに語った。

それは人々を激怒させ、「はらわたが煮え返る思いで、ステパノに
向かって歯ぎしりした」。そして「人々は、大声で叫びながら、耳
をおおい、いっせいにステパノに殺到した」。ステパノの語った言
葉が、正しかったがために、人々は怒り狂った。そして「天が開け
て、人の子が神の右に立っているのが見える」と、イエスがメシヤ
である事を大胆に、証しした時に、迫害者たちは、石で打ち殺して
しまった。

それは、彼らの隠れた姿をあらわにされたからだった。だから抹殺
してしまった。人は、真実を指摘される時、心を閉じてしまう。真
実と向き合いたくないからだ。真実を、真の自分を見ようとしない
人は、真実の言葉を恐れる。聞きたくない。避けて、シャットアウ
トする。しかし聞く耳を持たないなら、自分をごまかしている事に
なる。成長して行く事が出来ない。

主は「耳のある者は聞け」と言われ、御言葉に真正面に向く時に、
それは痛いが、それにより自分が変えられて行く。成長して行く
事ができて、御霊の実を結んで行ける。
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御言葉によって豊かに変えられ成長したい。聞きたい事だけを聞い
ていても人は生きていけるが何の成長もない。心を空にして主の御
言葉を聞こう。