2003年01月29日(水)

「『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし・・自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5:43)

「自分の敵を愛し」とは、生まれつきの力では決して
不可能だ。私達が愛するのは身近な者や、家族、
恋愛する相手への愛情、これらは自然に起こる愛
であり、何の努力も必要無い。しかし、敵に対する愛
は異質だ。生まれつきのものからは、絶対に出て来
ない。これはアガペー、神の愛によるものだからだ。
神の愛は、相手の状態に関わらず愛する愛であり、
敵対、批判、攻撃、残酷な仕打ちにあってもただ親切
を返すのみである。これは誰もとどめる事の出来ない
神の愛だ。持って生まれた性質には、この愛は決して
無い。敵を愛するアガペーの愛とは「決意」だ。
神の勝利であり、自分の努力や自分の力でなく、
自分に死ぬ事から生まれる。これは御霊の力だ。