2024年06月28日(金)

「試みる者が近づいて来て言った。『あなたが神の子なら、この石 がパンになるように、命じなさい。』」マタイ4:3



悪魔は、荒野で主を試みて来た。主は40日の断食を終え、まさに死
との限界ギリギリで、空腹状態だ。そこに来て、「あなたは神の子
で、奇跡でも何でも出来るのだから、石をパンに変えて、パンを自
分で作ればいいのでは」と、誘惑して来た。「このままでは死んで
しまう、神はパンを与えてくれないのでは?」との疑いを吹き込
む。

「神に頼らなくても、自分でパンを作れるのだから、そうした
ら?」「何とかしないと生死に関わるよ」と。「死んだら、人類の
救いも元も子も無いではないか」「とにかく命を維持する事が大
切」と。あなたにもこんな誘惑が来るだろうか。「神に頼っていた
ら、どうなるかわからない。自分で何とかしなければ。」「祈りは
時間がかかるし、さっさと自分でやってしまえば。

すぐ出来る、それでうまく行けばいいじゃない」。「自分でした方
が早い。御心にかなった事なんだし、問題無いよ」それこそ、ここ
で死んでしまったら、自分の使命はどうなるのか。とにかくは生き
延びなくては。しかし悪魔の嘘だ。主に頼り続けるなら、あたかも
餓死するかのように思わせる。

「自分で調達すれば?」主のためなんだからと、自分の判断で動
き、自分の力で事を行なうように仕向けて来る。それが悪魔の巧妙
な誘惑だ。しかしどこまでも主の言葉の下に、自分を置いて、主に
従うことが信仰だ。主は必ずパンを与えて下さる。

パンが命を造るのでなく、神の言葉が命を造る。神への信頼を崩そ
うと攻撃して来る、サタンをわきまえていよう。絶えず神から離そ
うとして来る事を覚え、祈っていよう。
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振り返ってみて、恐れから最悪の事態が浮かぶとき、祈らず動いて
いる事が多い。サタンは、主による完全勝利を経験させまいと怖れ
を吹き込んでくる。一つ一つ主に祈り、御言葉に聞き主に頼ろう。