2001年03月29日(木)

「軽率に話して人を剣で刺すような者がいる」(しん言12:18)

こんな皮肉っぽい言葉がある。
「石や棒は私の骨を砕くかも知
れないが、言葉は私を傷つける
事ができない」。これは皮肉だ
が、本当は言葉の害の方が大き
い。一言が長く続く傷をつけて
しまう。子供同士が喧嘩して、
相手を棒で殴って傷つけてしま
った。ところが親同士がその事
で大喧嘩を始めてしまった。そ
の子達は恥ずかしい思いをし、
傷は更に深いものになってしま
った。棒や石が与える傷は、時
間を経るなら癒える。しかし、
言葉は更に深い傷を作り、一生
続く傷みを引き起こしてしまう。
相手を害し損ない傷つける言葉
を注意するように、しん言は数
多く勧めている。12:17ー22
15:4、26:2。私達は常に祈るべ
きだ。「私の口の言葉と私の心
の思いとが御前に、受け入れら
れますように。わが岩、わがあ
がない主、主よ」言葉は、骨を
砕く事はなくても、心を砕きう
る。軽率な言葉を発する事が無
いように注意しよう。