2006年07月29日(土)

『サタンは主に答えて言った。「ヨブはいたずらに神を恐れましょうか」』ヨブ1:9

これは利益も無いのに神を信じるだろう
か、とのサタンからの訴えだ。悪魔は人
間の弱さを見抜き、知っている。理由も
なく神に従ったりなどしない。素晴らし
い信者であっても、心の中ではきっちり
計算をしていて、得があるから信じてい
ると。しかし、ヨブは子供達や家、家財、
所有者のすべてを失っても信仰を捨てな
かった。信じたからと言って大金持ちに
なるわけではない、病気もするし倒産も
する。すると周囲から「それでは神を信
じている意味がない」と言われる。それ
は自らの心にも忍び寄る。あなたはなぜ
神を信じているのか?尚も、ヨブは悪性
の腫物で自分の生まれた日を呪うほどに
苦しんだ。しかし、信仰を捨てなかった。
良いものが何一つ認められない状況で、
何のために神を信仰するのか。それは、
何かをもらえるからではない。神が神で
あられるゆえに信仰する。それにも関わ
らずに、神は測り知れずあわれみ深い。
苦しみの後には祝福を備えて下さってい
る。ヨブを元通りにされ、失った所有物
はすべて2倍に増して返された。
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どこまで行っても、神を利用してさえも、
結局は自分のためにしか生きれない者
が、神に応答し、従おうとする事、これが
救いであり奇跡だ。自分には決してあり
得ない御霊の働きだ。ここに一番の喜
びがある。