2008年01月29日(火)

「神のことばは生きていて、力があり・・」ヘブル4:12

ある牧師が、若い時から懸命に働き続
け、今は老年期に差しかかった。赴任
先の教会で、人々の救いのため、信徒
の成長のためにと出来うる限りの事を
し、懸命に労していた。根が真面目で
あり一生懸命だった。そんな時、教会
内で問題が起こり、ごっそり信徒が出
てしまった。引退を目前に、今までの
自分の人生は何だったのかと、沈み落
ち込み、燃え尽き症候群に陥り、鬱に
なってしまった。無気力になり、聖書
を読み祈ることも出来なくなった。そ
んな時、子供がセミナーに参加し、恵
まれ、子供の顔が輝いていた。デボー
ションを子供が勧めてくれた。その気
にもならなかったが、恵まれ喜んでい
る子供を見ていて、祈る気力もないが、
聖書の一つでも開いてみようかと、パ
ラパラと、ぼお〜っと見ていた。その
時「父なる神は・・お願いする先に、あ
なたがたに必要なものを知っておられ
る」の言葉が心にしみ込んで来た。自
分の今の状態をすべてをご存じである
事を思った。そして「だから、こう祈
りなさい・・御名があがめられますよう
に」が神の言葉として心に響いた。こ
んな敗北の、失敗の、無力な者を通し
て、主の御名が崇められるようにして
下さると。その時、新たな力が臨んだ。
立ち上がる事ができた。御言葉により
再び起きあがる力が臨んだ。御言葉は
霊であり、真に人を生かす力がある。
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み言葉によって重い心が引き上げられ
たり、高ぶった思いを低くされたり、
日々整えられて行く。み言葉はいのち、
生きて私達のうちに働かれるからだ。
今日もいのちのみ言葉をしっかり握り
歩みはじめよう。