2008年02月27日(水)

「約束のものを手に入れることはありませんでしたが、はるかにそれを見て喜び迎え、地上では旅人であり寄留者であることを告白していたのです」ヘブル11:13

同じクリスチャンでも、正反対の結果
が出ている。一方は目に見える勝利、
成功例だ。信仰の勇者達が次々と出て
来る。神の介入による奇跡によって、
危機一髪救い出された人々だ。モーセ
の紅海横断、ヨシュアによるヨルダン
徒渉やエリコ陥落、ペリシテを倒す怪
力サムソン、ゴリアテを倒すダビデ、
ライオンの口から救い出されるダニエ
ル・・皆、勇士であり大々的勝利だ。し
かし、一方では、奇跡的な事は何も起
こらない。釈放される事を願わず、拷
問を受けて死んだ。他の人々は嘲られ、
むち打たれ、鎖につながれ、投獄され、
石で打たれて死に、のこぎりで引かれ、
剣で切り殺され・・大々的なみわざは起
こらず、殉教して行った。これらが同
時に起きている。信仰者だからといっ
て、常に奇跡が起きるわけではない。
これら正反対の事はすべて神の御心が
成っている。癌が奇跡的に癒された
人々もいるし、癌で天に召された人も
いる。これは、成功や幸せが、この世
の見方、価値観と全く違うという事だ。
どちらの場合も神の御心であり、最善
だ。どんな状況の中でも、神が私達一
人一人に最善をしていて下さる!それ
を信じよう。そして、永遠が私達の見
据えるべき目標だ。ある人々は約束の
ものを手に入れることなく、信仰をも
って死んだ。天で、最高の喜びと共に
その報いを受けるがために。私達はこ
の世では寄留者でありすべての報いは
天にある事を今一度覚えよう。
・・・・・・・・・・・
信仰生涯、合わすべき焦点は天であり、
その一点が狂うと何もかもが狂い、的
はずれになってしまう。この世ではな
く、見据えるべきは天であり、天に宝
を積む事、永遠に目を定めて、今日を
生きよう。