2001年09月10日(月)

  「私は、あなたの戒めに思いを潜め、あなたの道に私の目を留めます」(詩篇119:15)


 牛が反すうするのを見た事があるだろうか。
牛はまず自分の胃を草やその他の食物でいっ
ぱいにする。それから良く時間をかけて噛む
事に取りかかる。胃から口に戻して噛み、
栄養を十分に吸収し、美味しいミルクに変え
るのだ。大変な時間はかかるがよいミルクを
出そうとするなら有効な時間だ。
反すうするとは思い巡らす事にも使われる。
詩篇の記者は神の言われる言葉を読む時、あ
きらかに心で反すうしていた。何度も何度も
思い巡らし、瞑想した。注意深く祈り深く読
むなら、罪に対して強められ、神について更
によく知る事を喜びとし素晴らしい霊的な真
理を見つける。そして、日々の生活のための
助言を得る。御言葉に思いを潜めるとは、日
々の生活に聖書を適用することだ。
御言葉を時間をかけて、ゆっくり噛み締めよ
う。思いを巡らし、行きつ戻りつ反すうしよ
う。聖書は軽食ではない。じっくり味わうも
のだ。