2009年12月11日(金)

「あなたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり・・」創世記3:5



サタンの誘惑の根本だ。神を捨てて、自分が神になる。つまり、自分の思い通りに生きる事ができる。誰からも干渉されず、とやかく言われず、自分のしたい事をし、思いを通せるのだ。

自分が神となり、王となり、自分の判断、自分の力、自分の知恵で生きて行く。誰に従うこともいらないのだ。何と魅惑的で、心地良い楽しい事だろう。私達の古い性質がまさにこれだ。アダムが選んだ結果だ。

「自分の考えこそは絶対だ」「私の意見が一番素晴らしい」「誰にも邪魔させない。干渉させない。自分の思い通りにやる」古い性質へのサタンの誘惑だ。自分の好きなように生きるようにと。肉は誰にも従いたくない。

ムクムクと自我は頭をもたげてくる。それゆえ、神に従う道は「自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい」だ。自分を捨てなければ、従えない。

神に従うとは、自分の思いを下ろして、神の御心を行なうことだ。神は私達を愛しておられるので、様々な訓練の中で、取り扱われる。頑なさを砕かれる。思い通りにならない事態を、目の前に置かれる。信仰人生、自分の思い通りにはならない。それこそが恵みであり、砕かれ、変えられて行く。

今、思い通りにならない状況で、状況を変えようと必死だろうか。神が立ちはだかっておられ、状況でなく自分が変えられる時だ。
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これだけは思いを通したい、そんな状況に遭遇して初めて自分が神であり支配権はゆずれない罪の本性を知る。人も時間も全てが思い通りに行けばいいと思っている自分を、明け渡して行きたい。