2010年03月11日(木)

「これらを備えていない者は、近視眼であり、盲目であって・・」Uペテロ1:9


「近視眼」「盲目」と言うのは、遠方を見ることが出来ない事で、信仰の目で、状況や、物事を、見ることができないという事だ。霊の目で見ることができず、肉的に見る。つまり、そこに神視点が無くて、人間的な目だけで見る。近視眼だと、実を結ぶことができないと言っている。

目の前に突如の事態、試練や苦しみが襲って来ると、ただただ思い煩い、嘆き、心配し、その堂々巡りだけだろうか。神を通して、問題を見ることをしないので、問題に向き合う事をせず、悩みに飲み込まれ、倒れてしまう。試練を通して実を結ぶことがない。ただ痛いだけだ。

アブラハムは甥ロトと、別れる事になった。その時、ロトに先に土地を選ばせた。ロトは近視眼的選択をした。祈る事も、神視点もなく、ただ肉の思いで、損得勘定で、肥沃な、潤った低地を選んだ。

その後、神はアブラハムに臨まれた。「あなたが見渡しているこの地全部を、永久にあなたとあなたの子孫に与える」と。ロトが先に良い地を取ったのに「この地全部を」と言われた。結局ロトの選んだソドムとゴモラは罪ゆえ滅ぼされてしまった。

ロトは自分の思いで選択した。しかしアブラハムは神に視点があったので、すべてを神に委ね、明け渡し、神が下さるものを受け取った。その結果全部を与えられた。今、問題に直面しているなら、神視点に立とう。判断を神に祈ろう。
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直面する状況に目を向けて判断するのは肉の目であり、私達は神様の恵みにより神視点を与えられたのだから状況の背後におられる神様の働きと、その御約束にいつもしっかりと目を向けて行くことが必要だ。