2010年09月10日(金)

「あなたは、わたしに従いなさい」ヨハネ21:22


フィギュアスケートの試合で、時に選手がヘッドホンをして、順番を待っている光景が映る。他人の点数を聞いて心を騒がせないためだ。心を乱すことなく、自分の演技に集中できるようにと。他人の演技により自分が影響されてしまい、他人の出来、不出来で心が動揺し、本番で緊張の余り、ジャンプで転倒してしまう
ケースがよく見られる。

様々な思惑が入り、演技に集中できない結果だ。せっかくの普段の積み重ねた練習で培った力が十分発揮できない。自分の歩みが、他人により変えられてしまっている。私たちの信仰人生も同様だ。人と比較するのでなく、自分に与えられた主の御心を行って行くところに、喜びがある。

人と比べてはコンプレックスで落ち込み、不満を募らせ、勝ち負けに走る。どこまでも競争相手が、自分を量る基準になってしまう。人によって、自分が左右される。虚しい愚かな生き方だ。主はそこから解放して下さった。人との比較ではなく、自分に与えられたものを、主のために十分に発揮して行く。そこに競争相
手は存在せず、どこまでも主と自分との関係だけだ。

そして、そこには真の喜びがある。優越感から来る肉の喜びではなく、御霊の喜びだ。比較から解放されるのは、「わたしに従いなさい」と言われる主だけを仰ぎ、主に従い、常に日毎に与えられた御心を一つ一つ行って行くことだ。そこに自由と喜びがある。
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人との比較によって自分の感情が肉に支配され動揺してしまう場面は、日常的にやって来る。その度に、このみことばを自分にメッセージしていたい。肉の比較に一喜一憂する自分を、主よ主との関係へ引き戻して下さいとすぐに祈ろう。