2012年04月10日(火)

「母がイエスに向かって『ぶどう酒がありません』と言った」ヨハネ2:3

主が出席されたカナの結婚式で、披露宴の最中に、ぶどう酒が無くなってしまった。当時、結婚式のぶどう酒は重要なものであり、途中で無くなるなど、式が台無しになるほどの、大変な失態だ。母マリヤがこの緊急事態に気づき、主に何とかして欲しくて、「ぶどう酒がありません」と訴えた。マリヤは、この大ピンチに、自分で何とかしようとせず、まず走り回りもせず、ありのままを主に告げた。

私たちならどうだろう。パニックになり、主は吹っ飛んで、とにかく何とかしなければと、店に電話!早く!と、大慌てかもしれない。当時は、即、調達できるわけでなく、大きな問題であった。しかし、マリヤは、主に告げた後、委ねきった。何とかして下さると信じた。それゆえ「あの方の言われることを、何でもしてあげてください」と手伝いの者たちに言った。主に告げて、後は、主を信頼し、任せきった。主のみ思いの通りに、事を成して下さることを信じた。

私たちも「何も思い煩わないで、あらゆる場合に・・あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい」とある。心配事、思い煩い、恐れている事、いつもすべての時に、主にことごとく告げて、後は、お任せできる。主にことごとく心配事を告げるなら、平安と交換して下さる。主は、溢れるばかりの、それも上等のぶどう酒を備え、問題を解決して下さった。「わたしを呼べ」と言われる主のもとへ、まず最初に行こう。
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出会っている問題の中に主がおられることを忘れ、とりあえず動いてしまう。また、自分で動きながら祈っている。溢れるばかりの上等なぶどう酒、人知を越えた解決は主を呼ぶことから始まる。不信仰な者だといつも覚えていたい。