2012年07月11日(水)

「『あなたがたは分を越えている・・なぜ、あなたがたは集会の上に立つのか』モーセはこれを聞いてひれ伏した」民数記16:3


「コラの反乱」と言われている。コラと共謀者達が250人の人々と共に、モーセとアロンの権威に反逆した。「全会衆は皆聖なる者なのに、なぜあなた達が上に立つのか、分を越えている」と。モーセはこれを聞き、自分で対応せず、御前にひれ伏し、祈った。すると、神ご自身が出て、決着をつけられた。

コラは全会衆をも扇動して、二人に反逆させようとしたが、主がはっきりと聖なることを現された。地面が割れ、反逆する人々は飲み込まれ、神が裁きをされた。その後、神は明白なしるしを与えられた。12部族に1本づつ杖を持たせ、神が選ぶ者の杖は芽を出すというものであり、アロンの杖が芽をふき、アーモンドの実を結んだ。神ご自身が民の不平を静められた。

私達も量り与えられた、分をわきまえる事は大切だ。人の思い、自分の思いではなく、神が、一人一人に与えられた分がある。各自の立場や役割は、聖なる神からのものだ。分を越えていたのは、コラと共謀者の方であった。今いる場所で、他の人々への羨望や自己憐憫はないか。

他の立場や役割への妬みは恐ろしい罪へと発展して行く。妬みから邪悪な行ないが生まれる。今の境遇に置かれたのは、神だ。「自分の領域を守らず、自分のおるべき所を捨てた」のが悪魔だ。分をわきまえ、今の場を、主からのものと受け入れる時、主はその所であなたを祝福して、必ず用いられる。
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人知を越えて神が今のポジションを与えられている。自分の賜物を感謝し、遣わされた場所で仕えていこう。信じて遣わされた所に神の恵みが注がれている。