2012年09月07日(金)

「わたしはあなたとともにいる。これがあなたのためのしるしである」出エジプト3:12

80歳になったモーセは、神により、エジプトからイスラエルの民を解放する指導者として、召し出された。しかし、モーセは尻込みした。以前、若い時に失敗した経験があったゆえに、今さら自分に何ができようか、自分にできる事など何もないと思っていた。「彼らは私を信じず、私の声に耳を傾けない」と。

そんなモーセに、主は数々の奇跡を見せて、この働きは、神の力によるものである事を示し、促された。しかし、モーセは尚も、「私はことばの人ではありません。私は口が重く、舌が重い」と、うまく話す事などできないと弁解した。自分がいかに無力であるかを訴え続けた。

すると、主は「だれが人に口をつけたのか・・それはこのわたし、主ではないか」「わたしがあなたの口とともにあって、言うべきことを教えよう」と。あなたの口が重くとも、そのままで良い。わたしが教えるのだから。わたしは、弱いあなたをそのまま用いる事ができると。

用いるお方は、全能の主である。この働きは、わたしの働きだと、主は言われる。召し出されたからには、必要な力、知恵、導きを与えて下さる。大事な事は、何にもかもご存じの上で、主が、主のご意志で、モーセを選ばれたということだ。「わたしはあなたとともにいる」と。もし、あなたも今、新しい導きを受けているなら、すべての必要と力は主から来る。信仰もって従い、一歩を踏み出そう。
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私達に献げるものが十分に備わってから従うのではなく、献げる心があれば、弱いままで新しい豊かな地に入っていける。主を信じてこのままの自分を献げよう。