2012年11月09日(金)

「・・なおのこと、天におられるあなたがたの父が、どうして、求める者たちに良いものを下さらないことがありましょう」マタイ7:11

「求めなさい。そうすれば受ける」とあり、「祈れ、与えられる」と。しかし、祈っても〃、叶えられない祈りも経験したのではないだろうか。答えられない祈りについても、教えられている。

まず、御心にかなっていなければ、叶えられない。「何事でも神のみこころにかなう願いをするなら、神はそれを聞いて下さる」とあり、御心にかなう願いだけが答えられる。良い願いだとしても、もし、今それを持って高慢になってしまうなら、滅びてしまう。それゆえ差し控えられる。神の答えは、常に今の状況、先の事、すべてを配慮の上で、与えて下さる最善のものだ。

又、主は与えて下さるが、まだ時でない場合がある。私たちはなかなか待てない。今すぐに答えが欲しい。すぐに手に入れたい。しかし、アブラハムはイサクのために25年待った。ヨセフも無実で投獄され、何年も忍耐した。答えを手にするのに、もっと〃待つ必要がある。だが「神の時」はすでに定まっていて、「もし、遅くなってもそれを待て。それは必ず来る。遅れることはない」。待ち望もう。

又、願ったものよりも、主が更に良いものを与えたい場合には、求めたそのものは与えられない。私たちはガッカリし失望落胆してしまうが、私たちの思いを越えた遙かに良いものを備えて下さっている。主が、私たちに下さるものは、常に私たちにとって「良いもの」だ。
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自分の祈りが御心に叶っているのかどうかわからないけれど、与えられるものは最善の時の最善の答えだ。なんと感謝なことか。ひとつひとつの祈りの中で神様はご自分の思いを教えて下さる。祈り続けよう。