2013年04月10日(水)

「人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる」箴言29:25


生まれながらに私たちは、人との比較の中で生きて来た。神無しの世界では、人との差異によって自分を量る。それしか方法が無く、無意識にも常に人との比較に身を置いて来た。人にどう思われるかが、最大の関心事で、絶えず人を意識し、それなら人が神となってしまう。人にどう見られるか、どう言われるか、人の目ばかりを気にし、人が自分の行動基準になってしまう。一生が人にコントロールされている事になる。

良い人に思われたい、人からの評価、賞賛が欲しい、人に嫌われたくない、そんな思いが、御心をそれさせる。人の顔色ばかりを見るなら、正しい事ができなくなる。自分だけ異なった行動は取りたくない。どう思われるかが、不安でたまらない。カメレオンのように、人に合わせてコロコロと自分を変えて行く事になる。
又、対人関係で、快い対応をされなかったらどうだろう。自分はどう思われているのか、不安と恐れで一杯になる。疑心暗鬼になり、人を恐れると罠にかかる。

そんな時は、人の態度に反応することを止めて、自分は御心を行なってゆくことだ。自分のなすべき事をして行く。例えば、相手が挨拶を返してくれなくても、自分は挨拶をして行く。人を恐れずに、主に信頼して、御心を行なってゆく。主に信頼して行く時、どんな状況でも、心に平安を与えられて守られる。今、主に信頼するよう促されているだろうか。
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人の言葉や態度で傷つくと、人の思惑を恐れ、誰からも良く思われたいと学習してしまう。長い間培ってきた習慣だが、心は主が守って下さる。主に信頼し御心を誠実に行っていこう。主にあって心は健やかでいたい。