2013年05月11日(土)

「民よ。どんなときにも、神に信頼せよ。あなたがたの心を神の御 前に注ぎ出せ。神は、われらの避け所である」詩篇62:8

 

信仰生活では、様々な事が起きる。すべての人は、喜びの時、悲し
みの時、苦しみの時を通る。喜びの時、楽しみの時は、主に感謝す
ればよい。しかし、苦しみの時にはどうすればよいのか。

詩篇記者は、「あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ。神は我らの
避け所」とあるように、詩篇の様々な箇所で、感情を、気持ちを主
に吐き出している。苦しみ、嘆き、怒り、悲しみ、焦り、失望、落
ち込み、いら立ち・・何もかも率直に赤裸々に、「御前に注ぎ出」し
ている。

弱さをありのまま、正直に注ぎ出して行く時、そこで主に触れる。
そこで御霊が働かれ、心が変えられて行くことを経験する。そして、
「あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって・・願
い事を神に知っていただきなさい」とあるように、「感謝をもっ
て」「感謝」には不思議な主の力がある。今までどうであったろう。

苦境の時、絶体絶命の時、主はどのようにして下さっただろう。必
ず助け出して下さったから、今がある。では、今回も助けて下さら
ない事があろうか。

主は愛していて下さる。主はご計画を持っておられ、「ご自分では、
しようとしていることを知っておられる」。「益として下さる」そ
れゆえ感謝をもって、主に信頼しよう。「民よ。どんなときにも、
主に信頼せよ」。主はその感謝と信頼を喜んで下さる。

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詩篇記者は、嘆きも苦しみも悲しみも、怒りも率直に隠さず、あり
のまま主に訴え、聞いて頂いた。心の何もかもを打ち明けて、注ぎ
出し、そして明け渡して行く時、不思議に心が平安にされる。自分
で抱え込まずに、目の前の問題をことごとく主に打ち明けよう。