2013年09月09日(月)

「そのような知恵は、上から来たものではなく、地に属し、肉に属し、悪霊に属するものです」ヤコブ3:15


知恵、思いには、「上から来たもの」と「地に属するもの」がある。神からの思いと、生まれつきの肉の性質から来る思いがある。すべてが神からの思いではない。特に「苦い妬みと敵対心」が心にあるなら、それは古い性質から出た思いだ。見分けることが必要だ。心の内をよく探ってみよう。

「上からの知恵」なら心に喜びがあり、平安だ。そして、妬みや敵対心、憎しみは、「悪霊に属するもの」だと言っている。悪霊に足場を与えてしまう。それは「秩序の乱れや、あらゆる邪悪な行ないがある」と。つまり、人々が集まる中に、争いや分裂がある時、そこには、隠れた「妬みや敵対心」が潜んでいることになる。自分を正当化し、自分は悪くないと思いたいが、争いや分裂があるなら、心の底に苦いものが無いかを探ってみよう。

「苦い妬みと敵対心があるならば、自分を誇ってはいけません」自分が正しいと思っているなら、必ず自分を誇る。生まれつきの知恵は、地からのものなので、自分が正しいとしか思えない。しかしそれは「真理に逆らって偽る」ことになる。悔い改めて、捨てて行くこと、拒否して行こう。

上からの知恵は、へりくだっていて、さばきが無い。「あわれみ」に満ちている。「あわれみは、さばきに向かって勝ち誇る」の通りに。あわれみが無い時、まず御霊に心をよく探っていただこう。
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自分の今の思いは、上から来たものか、生まれつきの肉の思いだろうか。無意識に人と接し口に出した言葉を後で御霊に示され反省する事がある。思いをよく吟味されて主の平安の下で口が用いられるよういつも祈っていたい。