2013年12月11日(水)

「彼に信頼する者は、決して失望させられることがない」Tペテロ2:6



ハドソン・テーラーの本の中の証しだ。ある時、医者の助手として働いていた。その医師に、よく忘れるので、もし給料を渡し忘れたら、請求するようにと言われた。その事で、彼はその時には、医師に言わずに祈り、信仰の訓練とし神から答えを頂こうと考えた。そして案の定、医師は忘れた。食いつなぐ中、段々食料も尽きて、銀貨1枚となった。

その時に貧しい子供が来た。母親が病気だ。しかし銀貨1枚しか無い。半分にできるなら上げるが、1つなので上げられないと思った。その後、祈り始めたが「偽善者」との思いが来る。「祈りよりも与えるべきだ」と。そう出来ない自分に、神にのみ頼る信仰は無いと、とても惨めになった。心でかっとうがあった中で、結局、その銀貨を上げた。その時、財布は空になったが、心は平安と喜びで満ちた。

その日の夕飯は、最後の残り物を食べた。だが翌朝から何もない。すると、早朝に郵便が届いた。何と封筒を開くと、彼が与えたお金の数倍が入っていた。そのお金が無くなった頃、医師が、給料の事を思い出してくれた。神は真実であり、生きて働いておられる。「彼らはあなたに信頼し、彼らは恥を見ませんでした」「正しい者が見捨てられたり、その子孫が食べ物を請うのを見たことがない」

ツァレハテのやもめは、飢饉の中、餓死する前に子供に最後の食事をとの、その最後の一握りの粉をエリヤに献げた。最後のギリギリのものを献げた、その時に、飢饉の間中かめの粉は尽きず、つぼの油は無くならなかった。真実な主が共におられる。
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主に信頼しているかどうか、いつも試される。目の前の人を信頼しても思い通りの結果がなければ失望する。事を成して下さるのは主だ。その前に人も自分も無い。まず明け渡し、主を信じていよう。