2014年06月10日(火) 「・・だれも神の恵みから落ちる者がないように、また、苦い根が芽を出して悩ましたり・・」ヘブル12:15
「・・だれも神の恵みから落ちる者がないように、また、苦い根が芽を出して悩ましたり・・」ヘブル12:15
草取りをする時に、根っこから抜かなければと思うが、からみつく 深い根に、手こずらせられる。つい浅く抜いて良しにするなら、す ぐに雑草だらけになる。悪い実を幾ら取っても、根っこがある限り、 堂々巡りで、実がなり続ける。根は隠れていて、表面からは見えな い。 心に潜む、赦せない思い、裁く心、憎しみ、悔い改めていない罪 ・・その隠れた根がある限り、幾らでも悪い実が出て来る。表面 は、懸命に信仰者らしく、整えようとするが、いつも同じ問題で、 つまずいていないだろうか。祈りに持って行き、根っこの部分を、 御霊に探っていただこう。 ある人が、自分も傷つけ、相手にも傷つけられた対人関係を、根に 持っていた。恨みに思い、赦せない思いがある。しかし平安無く、 心は辛い。主の御前に出て、心をことごとく打ち明け、祈っていた 時に、心が照らされた。相手の事は責めるが、自分のほうの非は、 言い訳し、自己正当化している事に気づかされた。 アダムやエバのように、こうなったのは相手のせい、相手が悪いと。 心の底では、自分は悪いと思っていない。この自分の姿を認めて、 心から悔い改めた。「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神 は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たち をきよめてくださいます」。 その時、心に安堵が来た。そして、自分の醜さを認めた時に、相手 の弱さを赦すことができた。心に苦みがある時は、まず主のもとへ 行こう。ありのままの心を告げよう。導いて下さる。 ---------- 表面を整え、今日も平和にやり過ごせたと安堵の日々を過ごしてな いだろうか。人の罪より根にある自分の罪に敏感になりたい。主の 光に照らし出され罪を悔い改めれば根は枯らされる。ちくちくと刺 す苦い思いを主に語ろう。