2014年07月11日(金) 「こうして彼らは湖の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた」マルコ5 :1
「こうして彼らは湖の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた」マルコ5 :1
日も暮れて来る夕方に、主はガリラヤ湖のこちらから、「さあ、向 こう岸に渡ろう」と言われた。舟に乗り込むや、極度の疲労により、 主は、とものほうで熟睡された。その時に、大嵐に会い、弟子たち は右往左往、パニックに陥った。舟は波をかぶり、水がいっぱいに なり、このまま行けば沈没だ。自分たちは溺れ死んでしまう。ベテ ラン漁師が命の危険を感じるほどの嵐だった。 しかし、主は、そんな大嵐の中、全き平安と安堵で、何の心配もな く眠り続けておられた。なぜだろう。「向こう岸へ渡ろう」との御 言葉だった。主の言葉は100%成就する。途中で何があろうと、 必ず実現する。そして、主が乗られた舟が、沈む事などあり得ない。 沈む事のほうが不可能だ。 主は「黙れ、静まれ」と風をしかりつけ、湖を静められた。主と弟 子たちは、主の言葉の通りに向こう岸に渡り着いた。ところで、今、 あなたにも嵐が襲っているだろうか。対人関係の悩み、信仰上の問 題、自我との戦い・・。 主は、あなたに言われている「さあ、向こう岸へ渡ろう」と。何か を捨てる事、献げる事だろうか。誰かを赦す事か、あるいは、謝罪 する事だろうか。新しい環境に進む事だろうか。一歩前進を備えて おられる。自我を砕き、向こう岸へ渡ろう。目の前で、波や風をな ぎにして下さる主が同船しておられる。あなたの「向こう岸」は何 だろう。一歩踏み出そう。 ・・・・・・・・・・・・ 主が同船しておられ、どんな嵐が吹き荒れようとも、主と共に向こ う岸に渡れる。渡らせて下さる。そして向こう岸で、ゲラサ人のい やしが待っていたように、私たちも向こう岸で、更に新たな使命が ある。