2015年01月11日(日)

「神はハンナを愛していたが、主が彼女の胎を閉じておられたから である・・ハンナの心は痛んでいた。彼女は主に祈って、激しく泣い た」Tサムエル1:5 


当時、イスラエルは士師の時代であり、霊的には、暗黒状態であっ
た。人々は主の目に悪を行ない、めいめいが、自分が正しいと見え
る事を行なっていた。神は、その暗闇の中に、新たな霊的指導者を
起こそうとされた。そのために協力者が必要であった。

神はハンナを見込まれた。「主がハンナの胎を閉じておられた」の
ように、そのために胎を閉じ、ハンナの祈りを引き出された。ハン
ナは不妊の辛さ、ペニンナによるいじめ、周囲の偏見による苦しみ、
ハンナは募る辛さと苦しさに、主に向かい、心を注ぎ出し、涙なが
らに一心に祈った。

その祈りの中で「男の子をさずけて下さいますなら、その子の一生
を主におささげします」との決意へと導かれた。そして、結果的に、
その祈りは主に答えられ、サムエルが産み出された。ハンナの祈り
が用いられた。その時、泣いて食事もできなかったハンナが、祈り
終えた時、帰宅して食事ができた。

激しく泣き、苦しみ、悩みと憂いのいただちの、もう以前の顔では
なかった。平安になり、心すっきりしていた。私たちも祈りによっ
て、いつも経験する。苦しい状況で主に心を注ぎ出して祈る時、状
況が同じであっても、まず自分の内側が変えられる。

御父に自分を委ねるので、状況は変わらずとも、平安が与えられる。
今、閉じられた状況にあるなら、主は祈りによって、開きたいと思
っておられるのかも知れない。ハンナのように、主に向かい、心を
打ち明け祈ろう。

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辛さと苦しみにある時、まず主に向かおう。心のありったけを主
に聞いていただこう。心にある怒り、恨み、嘆き、悲しみを主に告
げて行く時、不思議を経験する。問題もそのままで、状況はも同じ
なのに、心が落ち着いて、平安にされて行く。