2015年02月08日(日)

「母は手伝いの人たちに言った。『あの方が言われることを、何で もしてあげてください』」ヨハネ2:3 


婚宴で、ぶどう酒が不足するという事態が生じた。当時の結婚式に、
ぶどう酒は非常に重要なもので、あってはならぬ大失態だ。花婿花
嫁の面目にもかかわる。同様に、私たちの人生でも、ぶどう酒が無
くなるという事態が生じる。様々な失敗や過失を犯してしまうし、
又、突然、病気やけが、倒産やリストラ、離別や難しい対人関係、
経済的困窮・・喜びのぶどう酒が無くなってしまう。

その時に、自分で立ち回り、自分で何とかしようと懸命にもがく。
何とかしようと、まさに水からぶどう酒を作り出そうとする。必死
になり、悪戦苦闘し、しかし、自分でぶどう酒など作れるはずもな
く、行き詰まり、身動きが取れなくなる。疲れ果ててしまう。

そんな時に、私達のする事は、自分でぶどう酒を作り出すことでは
ない。又、目の前の状況を何とか変えようと、悪戦苦闘する事では
ない。空回りするばかりだ。自分でするのではなく「あの方が言わ
れることを」主が言われる事を聞き、従うことだ。目を注ぐのは主
ご自身にであって、目の前の状況でなく、問題ではない。

その時に、主が働いて下さる。主の言われる通りに従う事は、水か
めに水をくむ事だ。そうするなら、主が水をぶどう酒に変えて下さ
る。みわざをして下さる。あなたの目の前の問題でなく、まず主に
目を注ごう。そして、「あの方が言われることを」行おう。その時、
奇跡を見る。今、言われている事があるなら、すぐに行なおう。

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困難が生じた時に、何とかしなくてはと、即、自分の思いが巡り、
対応策をあれやこれや考える。しかし解決の道は、まず主に祈り、
主に示された事を行なってゆくことにある。御霊の示しに従うと
みわざを見て行く。