2016年01月11日(月)

「あなたは私のともしびをともされ、主、私の神は、私のやみを照らされます」詩編18:28



ある会社員が、職場と教会で、信仰者として主に仕えていた。そん
な時、上司から「昇進を強く推薦したのだが、残念だった」との言
葉を聞いた。その時、ひどく落胆して心が動揺した。普段、自分は
主のために生きたいと願い、出世など全く関心無いと思っていた。
しかしいざその場になると、自分の内に強い野心がある事を知り愕
然とした。何も無い時は、そんな欲は無いと思っていたが、本音で
は出世を求め、同僚よりも先んじたい、地位を求めている自分を知
った。

心の内を、主の御前に打ち広げ、打ち明け、悔い改め、今一度新た
に自分自身を献げた。その時に、主からの深い平安が臨んだ。それ
は何にも代えられない平安だった。自分はどうであれ自分の置かれ
た場所で、主を第一にして生きて行きたいと思った。するとその後、
突然昇進の命を受けた。何もかもご存じの主が、心の奥を照らし、
動機を聖めて下さったと感じた。

ある人は、熱心に教会で奉仕をしていた。主のためにと思っていた
が、ある時、御霊に動機を照らされ、主のためでも何でもなく、実
は人と比較し、張り合っている自分の姿を見せられた。負けたくな
い、先んじたい、自我によるものだった。心底悔い改めた。人の心
は深い。自分で自分を知らない。本心に気づかず御心をそれている
事がある。しかし気づきを与えて下さる。気づかせられる度に従お
う。
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御霊により示されるから謙遜になれ、真に悔い改めたい、変わりた
いと思える。御言葉に接し自分の本心を照らされるとき、御父の語
りかけに素直に従えるよう祈っていきたい。