2016年12月11日(日)

「彼らは正しい道を捨ててさまよっています。不義の報酬を愛した ベオルの子バラムの道に従ったのです」Uペテロ2:15


ろばが、喋ったという有名な箇所だ。モアブ王バラクが、バラムに、
一緒に来てイスラエルの民を呪って欲しい、そうすれば我々は勝て
るとの依頼をする。しかしバラムは、神に聞き、示しを受け、民を
呪うことを断る。しかしバラクは諦めず、尚も使いを送る。すると
バラムは、神が他の事を言われるか、聞くと応対した。

御心が明確であるのに何を聞くことがあろう。それは自分に都合の
良いことを言って欲しい、思い通りに行動したいとの心だ。バラム
は一緒に行きたかった。物品や名誉の報酬が欲しかった。行こうと
した時に、ろばが進まないので3度も打った。だが主の使いが、抜
き身の剣を持って、立ちはだかっていた。神の怒りが燃え、敵対し
て立ちふさがったと。

正反対の道に向いていて、阻止したのは、主であった。主は、私た
ちが間違った方向へ進んでいる時、立ちはだかれ。阻まれる。今、
もしあなたの行く手が阻まれているなら、そこに主を認め、今一度
祈り、主のお心を求めよう。

バラムは最初は良かったが、最終的には「不義の報酬を愛したバラ
ム」「忌まわしいこと、利益のためバラムの迷いに陥り」「バラム
はバラクに教えて、人々の前につまづきの石を置き、偶像にささげ
た物を食べさせ、不品行を行わせた」と。名誉や物や、不義の報酬
を「愛した」ため、神から離れてしまった。

しかしあなたは、御霊によって祈り、神の愛の内に自分自身を保ち、
主キリストのあわれみを待ち望めと。ユダ20,21主のもとにとどまっ
て、主の御心を求めて祈ろう。

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生まれつきの性質、肉は、しばしば主の御心と正反対の方向へ向か
う。自分の都合の良い方へ、楽な方へ、肉が心地良い方へと向かう。
だが、主は行く手を阻まれる。主の愛だ。軌道修正し、御心の道へ
と導かれる。