2001年01月09日(火)

『キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、その足跡に従うようにと、あなたがたに模範を残されました』(Tペテロ2:21)

 ロッキーヤギの話がある。片側は深い谷底で、反対側は垂直にそびえ立つ険しい断崖だった。そこで二匹の荒々しいヤギが出くわした。
向きを変えることも出来ず、後退することも出来なかった。
彼らはどうしたのか。争うのではなく、片方のヤギがひざまづいて、平になった。そして、もう一匹のヤギがその上を歩き、双方共安全に進んだ。
これは主がして下さった事だ。私達が自分の罪と神の義との間で、どうにもならない事をご覧になった。
人の姿をとられ、しもべとなられた。罪深い人間のために死ぬ事によって、御自身の「上を歩かせ」られた。私達も主のために迫害される時必要なら私達の上を他人が歩く事も辞さないほどの謙遜さを学ぶ必要がある。
このような応答が主のためになされる時、主の御名に栄光が帰されるのだ。
罪深い高慢さを砕かれ、へりくだらせられるように。