2018年04月10日(火) 「しかしヨナは、主の御顔を避けてタルシシュへのがれようとし、立って、ヨッパに下った」ヨナ1:3
「しかしヨナは、主の御顔を避けてタルシシュへのがれようとし、立って、ヨッパに下った」ヨナ1:3
ヨナは、ニネベへ行くようにと、主の命令を受けた。しかし気に入 らず、「主の御顔を避けて」、丁度タルシシュ行きの船があり、ニ ネベ行きでなくその船に乗った。すると嵐になったが、ヨナはこの 嵐は自分のせいなので、自分を海に投げ込むようにと言った。 その海の中で、主は大きな魚を備え、ヨナを守られた。そこでヨナ は祈り、魚の腹から出た後、今度は素直にニネベに向かった。とこ ろが、ヨナの言葉にニネベの人々は悔い改めたため、主は災いを思 い直された。それがヨナには納得行かず、気に入らない。小屋を作 り、その陰に座り、どうなるか、見てやろうとの態度だ。 主はとうごまで、日陰を作られたので、ヨナは喜んだ。しかし翌日 は、虫で、とうごまは枯れた。焼け付くような太陽は照りつけ、衰 え果て「死んだ方がまし」と死を願った。機嫌を損ね、良くなった かと思うと、又、機嫌を損ね、死にたいと思う。私たちも、些細な 事で信仰が揺れる。うまく行けば喜び、行かなければ落胆し、思い 煩う。 外的状況に振り回されているだろうか。大事な事は、主は、ヨナを 大きな深い愛で愛しておられる。ヨナが御心をそれた時も、主の愛 は変わらない。決して見捨てず、見放されない。何があっても変わ らない愛で、ヨナを導き続けられる。 この愛で私たちも深く愛されている。この主の愛を心に据えよう。 そして今、御顔を避けているなら、御顔に向いて、主の御心を行な おう。そこに大きな喜びがある。 ----------- 状況が上手く行けば主は近くに思え、悪いと全てに疎外感を感じて しまう。そういう時こそ動くことの無い主を心に据えよう。外を見 て不安定になっている心に、不動の愛で導いて下さる主から平安が 来る。