2002年08月11日(日)

「イエスはこのことを聞かれると、舟でそこを去り、自分だけで寂しい所に行かれた。すると、群集が・・イエスのあとを追った」(マタイ14:13)

バプテスマのヨハネが首をはねられ、殉教
した。イエスにとって非常な悲しみであり、
心は打ちのめされたに違いない。イエスは
故郷を離れ、ご自分だけで寂しい所へ行か
れた。この悲しみに耐えようとされた。一人
になる事を願われた。しかし、群集はイエス
を放っておかず、どこまでも押し寄せた。
イエスはご自分の深い悲しみにも関わらず、
群集の苦しみを見て、深く憐れまれた。
多くの人々の病を癒された。ご自分の悲し
みのゆえに、人を助ける働きを中断される
事はなかった。私の事など誰も気にかけ
てくれないとの、失望と絶望感にひしがれ
た事があるか。イエスは気遣っていて下さ
る。あなたの苦しみ、悲しみ、重荷を担って
下さる。イエスにあなたの悲しみを打ち明け
重荷を委ねよ。神が心配して下さる事を
知る者が、人を気遣う事ができるのだ。