2019年03月11日(月)

「彼は、えにしだの木の陰にすわり、自分の死を願って言った『主よ。もう十分です。私のいのちを取ってください・・』」T列王19:4



エリヤはバアルとの壮絶な戦いで大勝利した。そのエリヤを憎むア
ハブ王の妻イゼベルが、翌日までにエリヤを殺害すると宣言した。
心身消耗し尽くしていたエリヤは、恐怖で怯えた。あの偶像との熾
烈な戦いは何だったのか、無駄ではないか。何も変わらないではと
の、大きな失望と落胆に襲われ、性根尽き果てたようになった。
挫折と孤独感で「自分一人だけが残った」と思った。

しかしそうではない。自分の曲がった思いで事態を見る時、見誤っ
てしまう。神は七千人を残しておられた。勝手に歪曲した思い込み
をしてしまう。あれほど勇敢にバアルに立ち向かった信仰の人が、
怯えて逃げ出してしまう。「自分の命を救うため立ち去った」主を
仰ぐのでなく、自分を見、自分を守ろうとする途端、恐れ不安、思
い煩いのとりこになる。

自分で自分を救わねばならず、それは自分の能力を超えているので
パニックだ。私達も同様だ。平安失せ、思い煩いと恐れに囚われて
いる時は、自分で自分を守ろうとしている時だ。問題から逃げたい
が、逃げても何の解決もない。逃げると、そんな自分に更に落ち込
む事になる。主はエリヤに、充分な休息を与え、体力回復させ、御
前に立たせられた。

そして御言葉を与え、新たな使命を授けられた。今、落胆している
だろうか。自分で自分を守ろうとせず、又、逃げずに、神の御前に
立とう。余す所なく主に気持ちを吐き出して、祈ろう。御声をかけ、
新たにして下さる。なすべき事を示し、御心へと導いて下さる。
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疲れた時、ネガティブになる時、自己中心にしか見えなくなる。す
ぐに主の前に立とう。主は完全だ。完全な御言葉で導いてくださる。
全てをお委ねし心を静めよう。