2021年02月08日(月) 「彼女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、みことばに聞き入っていた」ルカ10:39
「彼女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、みことばに聞き入っていた」ルカ10:39
マルタとマリヤは、どちらも大変喜んで主をお迎えした。もてなし 方が違った。マルタは、フル回転で動いた。片づけに、料理作りに 大忙しだった。マリヤは主の足もとに座って、み言葉に聞き入って いた。その内、マルタは、夕食の時刻も迫り、焦ってイラ立ってき た。こんなに忙しいのに、なぜ妹は手伝わないのか、見ると何もし ておらず、座っている。 腹立ちで、主に、妹が私だけに台所仕事をさせているのを、何とも 思われないのか。妹に私を手伝うよう言ってくれと。マルタは、も てなそうとしていたはずが、主を批判し、非難する事になる。主に 向かって指図し、命令している。自分が主人になってしまっている。 私の手伝いをするようにという事は、自分のしている方が正しいと。 しかしマリヤは「みことば」に聞き入っていた。 主は答えて「どうしても必要なことは一つだけ」と。それも、あれ もとは言っておられない。二つでもなく、一つだけとはっきりと言 われた。御言葉に耳を傾ける事だと。マルタの働きも大切で必要だ。 が、まず御言葉を聞いて、労したらどうだったろう。信仰に立って、 主と共に動くなら、様々な心配、思い煩いから守られる。 「彼らが旅を続けているうち」の出来事で、伝道旅行の途中であり、 十字架も近づいていた。もういつ聞けるかわからないと、マリヤは 切実な思いで、「主の足もとにすわって」=弟子入りのごとく、全 身全霊で御言葉を聞き入っていた。私たちも主から目を離した途端、 油が切れて、肉のイライラや焦り、腹立ち、思い煩いに囚われてし まう。すぐに目を上に向けよう。 ------------- 大切な第一のものを見過ごし、聞き逃していないだろうか。これも あれもと第二、第三のものが押し寄せてくる。御言葉を聞き、祈り 、第一のものを心に留めて今日を生きよう。