2022年08月10日(水)

「なぜこのようなことをたくらんだのか。あなたは人を欺いたので はなく、神を欺いたのだ」使徒5:4



アナニヤとサッピラは、バルナバが畑を売り、代金を主に献げるの
を見た。人々が皆、バルナバを賞賛し尊敬するのを見て、自分たち
も、人々の賞賛を得たいと思ったようだ。それでバルナバの真似を
した。持ち物を売り、ある部分を持って来た。ところが、アナニヤ
とサッピラは、動機がバルナバとは違っていた。

自分たちの欲望のためであった。サタンの誘惑に乗ってしまい「サ
タンに心を奪われて」とあり、「聖霊に心を満たされて」の逆方向
だった。そして「あなたがたは心を合わせて、主の御霊を試みた」
と。つい魔がさして、というものでなく、「心を合わせた」計画的
なものだった。そこが問題だ。

「敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきもの
を捜し求めながら、歩き回って」いる。サタンは絶えず私たちを狙
っている。その身を隠す事が、サタンの狡猾な策略であり、私たち
は誘惑されていて気づかない。祈っていよう。御霊が気づかせて下
さる。

罪は、主の御前に悔い改めよう。主の愛は不変であるので、私たち
がどのようであれ、主の愛は全く変わらない。悔い改めた罪は、完
全に赦して下さる。自分では聖霊の導きに従えないので、その自分
自身を主に明け渡そう。その時、主が、私たちを用い、御心を遂げ
て下さる。

アナニヤとサッピラは、人ではなく、「聖霊を欺いた」「主の御霊
を試みた」とある。主に従う事が、つまりは聖霊を欺かない事にな
る。主に従おう。示された事を行なってゆこう。自分を明け渡し
て、
主の示しに従う時、サタンに欺かれない。
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主に従おうと思っていても思うようにはできない。それを主の前に
正直に認めていくことしかできない者だ。主の前に真実でいよう。
主が欺きから守ってくださる。御霊の導きを聞こう。