2022年10月11日(火)

「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたこ とです」マルコ4:40



ガリラヤ湖は、すり鉢状になっていて形状的に、突如の嵐が発生す
る湖だ。この日、主 は「さあ、向こう岸へ渡ろう」と言われ、弟
子たちは、主に従って舟を出した。主は相当な疲労のため、乗り込
んですぐに熟睡された。そんな時に、突如の嵐が起きた。

凄まじい突風で、大きな波をかぶり、舟は水で一杯になった。今に
も転覆になりそうだ。嵐に慣れているプロ漁師ですら、恐れて慌
て、身の危険にパニックになった。プロだからこそ、恐さを知って
いたのかも知れない。しかし主はと言えば、この大混乱の中、熟睡
しておられた。いっさい動じる事なく、微動だにされず。

ところが弟子たちは、舟の中に主がおられるのに、恐怖でパニック
だ。嵐に、状況に飲み込まれてしまい、主を前に置いて、右往左往
だ。だが、主の舟が沈む事の方が、有り得ない。そして「向こう岸
に渡る」と言われた。

舟が沈む〃と怯えているのは、私たちの姿かも知れない。嵐に、厳
しい試練に会うと、何もかもがだめになってしまうと思う。自分の
一生はだめになる、仕事はだめになる、家庭はもうだめだ、子供が
だめになる・・。まさにそれが恐怖なのだ。しかし主の乗っておら
れる舟が、沈む事など不可能だ。

「どうしてそんなに恐がるのか、信仰が無いのはどうしたことか」
と。主は、私たちの人生に同船して下さっている。何と安心安全な
事だろう。その主を信じること、信仰を求めておられる。恐れてい
る事をそのまま言い表して、信仰が与えられるよう祈って行こう。
主を信じることができるよう祈ろう。
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目の前に来ることですぐに動揺してしまう。主に助けを祈り、主を
近くに覚えよう。主は同じ船で揺られておられる。自分の弱さを知
らされるが事象をはるかに超える主の存在を見つめていよう。