2023年05月11日(木)

「あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りな さい・・」ヤコブ5:13



ある人が、悪気が無いのではなく、悪意による批判を受け、非常に
傷つき腹が立った。怒りが沸く。その時に、思いがぐるぐる巡る。
「気にしなくてよい」と言う自分がいる。「主はご存じでいて下さ
る」と思う。反面、一言、言わないと気がすまない自分がいる。
「言い返さなくてどうする」と言う自分がいる。どうして良いかわ
からない。

心は苦しく、悶々状態で帰宅し、とにかく祈ろうと主の御前に出
た。自分の苦しい思いも気持ちも、あるがまま主に告げて、祈って
いた。すると、ふっと心に「悪をもって悪に報いず」との御言葉が
浮かんだ。「侮辱をもって侮辱に報いず、かえって祝福を与えなさ
い。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのです」と。

聖書を読もうと開くと「あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。
祝福すべきであってのろってはいけません」「だれに対してでも、
悪に悪を報いることをせず・・すべての人と平和を保ちなさい」
「悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちな
さい」次々と臨んで来る御言葉に、あんなに動揺し、いきりたって
いた心が、落ち着いて来たのだ。

心が落ち着くと冷静になり、自分の側にも配慮が足らず、至らない
面があった事に気づかされた。気づけた事に感謝できた。あなた
の、その悶々を、苦々しい思いを、そのままにせず「わたしを呼
べ。わたしはあなたに答え・・」と言われる主に、持って行こう。
主は、受け取り、御心へと導いて下さる。
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何度も湧いてくる怒りや苦い思いに肉は抵抗できない。全てを主に
打ち明けよう。そして受けた傷も主はいやしてくださる。主が心を
守ってくださる。祈ろう。