2024年06月09日(日)

「イエスが、まだ話しておられるときに、会堂管理者の家から人が やって来て言った。『あなたのお嬢さんはなくなりました・・』」マルコ 5:34


私たちは日常生活で、非常に急いでいる時に、妨げが入る事を
経験する。急ぐ仕事の最中に、突然の来客や別用が入る。すで
に予定があるのに、想定外の事態が入り込む。すると、急いで
いる事が中断になり、時間が、労力が取られる。イライラしてしま
う。

ヤイロは、娘が危篤状態で、一刻を争う状況だ。娘を助けて欲
しいと、主のもとに必死の思いで来た。主はヤイロの願いを受け
て、彼と出かけられた。感謝な思いと共に、早く〃と、どんなに急
いた事だろう。すると突然、想定外の事態が起きた。そこに長血
の女性が立ちふさがったのだ。一分一秒を争うところに、突如の
出来事だ。行く手を阻まれて、この危急の時に、娘を思うヤイロ
の気持ちはどんなものだったろう。

主が長血の女性に対応され、ヤイロが立ち往生の中に、娘が亡
くなったとの知らせが来た。まさに絶望ではないか。すると主は、
間髪を入れず「恐れないでただ信じていなさい」と言われた。中
断に対して、主が全責任を取って下さる。この時のヤイロの気持
ちはどんなものだっただろう。主はその気持ちを思い、御言葉を
与えて下さった。

ヤイロの心は守られた。私たちも、大切な急ぐ事態の中で、他者
による妨げが入るかも知れない。しかしそんな中で、他者を顧み
ることは、自分のしている事を中断する事だ。犠牲が必要とされ
る。しかし、主が責任をもって私たちを顧みて下さる。今、「恐れな
いで、ただ信じていなさい」と御声をかけて下さっているだろうか。

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目に見える状況でなく、主が語って下さる言葉を受け取り、信じる
ことを教えられる。又、特に急いでいる時に、想定外の事態が入る
ことを、しばしば経験する。そこでも主を認め、主により対応して行
けるよう、いつも心を主に向けておれるよう祈ろう。