2004年05月11日(火)

「ですから、あなたがたは偽りを捨て、おのおの隣り人に対して真実を語りなさい・でも罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません」(エペソ4・25)

子どもの頃はよく兄弟喧嘩をしただろう。ストレートに怒りも表わし大喧嘩をするが、いつの間にか元に戻っているものだ。しかし、大人になると、これが巧妙になる。露骨には表わさない。しかし、対人関係で非難や批判、中傷に傷つく。又、相手に悪意はなくとも相手の言葉、態度に傷つく事もある。怒りが湧いてくる。神はその怒りを翌日に持ち越してはならないといわれる。その日の内に解決しなさいと。それにはどうすれば良いのか。自分を傷つけた相手に率直に話す事だ。自分がこうこうで傷ついたと。勇気がいるかも知れないがそうする時、怒りがなくなるのだ。神が真実を語るように言われており、黙っているのではなく「語ら」なければならない。
・・・・・・・・・・・・・
ある人が全く言われのない非難をされ、苦しみ悩んだが本人に面と向かってその事を話した。すると、その時から非難は止み、謝られた。時に、はっきりと相手に言う事が解決の道だ。もし信頼関係を深めたい相手なら、尚更その事が必要だ。