2008年05月11日(日)

『あなたが右に行くにも左に行くにも、あなたの耳はうしろから「これが道だ。これに歩め。」と言うことばを聞く』イザヤ30:21

時に、御心を求める時、「御心を示し
て下さい」と祈り、聖書をパッと開い
て、偶然開いた箇所の、パッと目につ
いた御言葉を取って「示された!」と
言う人がいるが、それは危険だ。聖書
は占いではない。すべての御言葉には
前後関係があり、文脈があるので、前
後関係を全く無視して、1節だけを取
り出すのは、間違った方向に行ってし
まう。時に、神の導きと正反対の方向
へ行く。人間は主観が強いと、又、強
い願いや思いがあると、御言葉を、自
分の都合のよいように取り込んでしま
う。どうしても、人間は、肉の思いが
あり、自分の都合のよいように、読み
込みたいものなのだ。そうするとみこ
ころを誤ってしまう。御心を求める時
は、よくよく祈ることがまず大切だ。
日常生活全般に耳を澄まし、御言葉を
待つことだ。礼拝メッセージから、デ
ボーションから、信仰の人々との交わ
りの中から、様々なものを通して、主
は必ず語りかけて来られる。信仰に熟
練した人々の助言も参考にするとよい。
様々な経験を通っているので有益だ。
祈りつつ、御言葉を待ちつつ、状況、
環境をじっと見ていることだ。閉ざさ
れたなら、御心でない。御心なら必ず
環境が開かれて行く。ドアを自分で叩
き割るのではない。主の御手により開
かれる。私たちは開かれた道を行く。
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生活全般から語りかけて来る御声と内
なる平安と、状況、目の前に起こる事
をよく見張っていよう。祈りを積む中
で神のお心がわかって来る。進むべき
道が指し示される。神の心がわかる事
が何より嬉しい事だ。