2013年03月10日(日)

「イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に、『子よ。しっかりしな さい。あなたの罪は赦された』と言われた」マタイ9: 5


4人の友人が中風の人を床に寝かせたまま、主のもとへ運んで来た。
すると、主は彼らの信仰を見て、中風の人に「あなたの罪は赦され
た」と言われた。
彼らは病気の癒しを求めて、主のもとに来たのであり、しかしそこ
で聞いたのは、予想外の罪の赦しであった。「罪の赦しなどでなく
て、病気を治して欲しい!」。そう言いたかったかも知れない。

そして罪の赦しの後「起きなさい。寝床をたたんで、家に帰りなさ
い」と中風をいやされた。彼は起きて家に帰った。いやしを求めて
来たが、罪の赦しを与えられた。単に身体のいやしだけなら、又、
病気になるし、又、元気であっても、死後に罪のさばきがある。

しかし、私たちは、とにかく現実の生活を助けて欲しい。困難な問
題をすぐにでも取り除いて欲しい。人が望むものは、家内安全、商
売繁盛、無病息災、五穀豊穣だ、罪の赦しなどどうでもよいから、
目に見える必要が欲しい。むしろ、罪など触れられたくない。隠ぺ
いしておきたい。

しかし、実は、根本的な問題は罪にある。私たちの苦しみの原因は
罪であり、目の前の問題が問題なのではない。病気さえ良くなれば、
仕事さえあれば、と思うが、そうではない。罪とは的はずれという
事であり、問題は、神から離れていることから起きている。

「子よ。しっかりしなさい。あなたの罪は赦された」罪が赦される
時、神との交わりが回復する。その時、主と自分の関係が正しくな
り、主との親しい交わりの中で、目の前の問題が導かれて行く。す
べての問題が益として、祝福へと導かれて行く。

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問題が問題なのでなく、主との関係が第一であり、大切だ。どんな
問題であっても、主によって導かれ、乗り越えて行ける。心に平安
が与えられる。悔い改め〃、正直に主に向かい、主とへだての無い
関係でいたい。